●トウガンに含まれるサポニンは、体の余分な油である中性脂肪を分解して血液中に流し出すため、脳は空腹感を起こす信号を発しなくなり、必要以上におなかがへらなくなるため、食事の量を自然と減らすことができます。
●豊富に含まれるカリウムの働きによって、高血圧を抑え利尿を増進しむくみをとり、水太りを撃退します。体内の糖や老廃物が尿とともに排出され、血糖値を下げる効能があり、血圧を上昇させるナトリウムを排出して血圧を正常に保つ働きをします。
●ビタミンCを多く含んでいるので、風邪などの感染症にも有効です。食物繊維も含まれていますから、便秘の解消には格好の食材です。
■保存法
完熟果は、丸ごと風通しのよい冷暗所に置けば、冬まで保存可能です。
■調理と食べ方
煮物や味噌汁、酢の物など味付けをする料理に、含め煮、田楽、そぼろあんかけなどにすると淡白な味が引き立ち、魚介類や鶏肉などのうまみのあるものと料理すると、たいへんおいしく食べることができます。
■栽培方法
●種子は皮が硬くて吸水しにくいため、1晩水に浸して十分吸水させてから3号鉢にまき、本葉4〜5枚の苗にしてから、うね幅3m、株間80cm〜1mに定植します。
●親づるは5,6節で摘芯し、生育のよい子づるを4本残し、15〜20節につく2番花から着果させます。果実が太り始めたら追肥を施します。
●開花後25日位、長さ20cm、直径10cm、重さ1.3kg位から収穫を始めます。40日位で長さ30〜34cm、直径14〜16cm、重さ3〜4kgになり完熟果としても収穫できます。冬まで長期保存するには、完熟果を使います。